知らぬが仏？

先日、職場の上司のご尊父様がお亡くなりになったので
お通夜に参列させていただきました。
で、坊さんのお経を「えー声やのぅ」とのんびりしんみり聞いていたのですが、
（そもそもお焼香だけ、と思っていたのに、ナゼかお経まで聞くはめに。）
突然後ろにいた別の上司に
「おめ、腹に鏡入れてきたか？」と尋ねられました。

「え？鏡？いいえー？何ですか？それ。」

「やっぱ知らなかったか。」

なんでも妊婦さんはそもそも葬儀に参列するのは
お子を連れて行かれるからダメなんだそうです。
迷信ですけど。
どーしてもの場合は、鏡を仏様側に向けて
腹に仕込んでおくと、反射して腹のお子が見えなくなるので
連れて行かれずに済むんだそうです。
まー、迷信ですからね。
一説によると、仏様のお顔を拝見しなければよいそうです。

でも聞いちゃうと気になる！
なんだかおなかもおかしい気がする！
・・・・・・。

カバンの中に光り物（家の鍵はカード式・・・というか、
ネームタグのような、小判型の結構大きなもの）が入っていて、
それをおなかの前に置いて座っていたので
大丈夫！きっと鏡の代わりになってくれているはず！
と思い込むことにしました。

近所のお店で意味もなくケーキを買って、
甘いものを食べて精神を落ち着けて、
今のところ、3日経過しますが、大丈夫そうです。

茨城県民にとっては常識らしいのですが、
これって日本全国の常識なのでしょうかねえ。
ちなみに我が母は知りませんでした。（九州人）
我が同僚も知りませんでした。（実家がお寺なのですが。これも九州人）
私も知りませんでした。
・・・まー、自分が妊婦のときに葬儀がなければ
知らずに通り過ぎますからねえ。

ってことで、妊婦の皆様、そういう言い伝えがあるそうですので
葬儀に御出席される場合は、（気にされる方は）鏡が有効だそうです。