ありがたーいお話

2004年11月24日
ある利用者さんのお部屋に行ったら
御歳92のお婆様と88歳のお婆様がおふたりで
なにやらお話されていた。

88歳のお婆様:
「最近の若い人はおかしな人が多くて困るわ。
自分さえよければいいって人ばかりで困ったものよねー」

92歳のお婆様:
「本当にねー。私達とは考え方も何もかも違うものねー。
こんな世の中になって、この国はこの先どうなっちゃうのかしら」

88歳のお婆様:
「めちゃくちゃになっちゃうわよねー。
日本人のいいところがどんどんなくなっていってる」

日本の将来をとっても心配していらっしゃいました。
現代の若者は「アンタらそれまで生きてないからカンケーないじゃん」と言いたいところでしょうが、
その考え方こそが「自分のことだけ考えてる」んでしょうね。
(しかも「今のことしか考えないのよ。後先ってもんを考えない」とも仰っておられました。なるほどね)
彼女達は自分の子供、孫、周囲の人間、日本人に愛着を持ち、
国にも愛着を持ち、そしてその先を憂いているのです。
大きなお世話?
大きなお世話、結構じゃないですか。

その先も政治やってる人間がろくでもない自分勝手な人ばかりだから日本全体がそういう傾向になる、とか
おかしな人が多いのは親がそう育てる=親の背中を見て子供は育つ
そんな親が出だしたのは大東亜戦争と農地改革が悪かったんじゃないか、とか
日ごろ思いつきもしないお話をしてくれました。
面白かったです。

でもって、さんざんしゃべっといて最後には
「あんたもこんな話聞かされて、うるさいババアどもだと思っているでしょう?」だなんて聞かれてしまって。
「いやいや、面白いお話でしたよ」なんて言ったら
「まーた。ま、でもほんのこーーーーーーーんなちょっとでもためになったと思ったらたいしたもんよ」とお褒めに預かることができました。

また聞きたいっすね。

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